SPECIAL INTERVIEW
自分たちも参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
Earth Caravan2015ピースサイクリング顧問
アンデックス株式会社 チーフプロデューサー
高橋 要一さん
元々自転車の製作は行なっていなかったんですが、
社長への提案がキッカケで「最高の自転車づくり」が始まったんです。
高橋さんの自転車との関わりを教えていただけますか? |
高橋 |
自転車との関わりは中学生時代から。 自転車が好きで、 乗るのはもちろん、自分でメンテナンスもしていました。 そのうちに自分のだけでなく、 友達の自転車のメンテナンスもしていました。 会社での自転車製作の取り組みは、 社内ベンチャーとして5年前から始めました。 |
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社内ベンチャーというのは公募だったんですか? |
高橋 |
たまたま社長と話をしているときに、 社長から「何かないか?」と聞かれて、 絶対に通らないと思っていたんですけれど、 「自転車が好きで、ずっと乗っています。 自転車を作らせてもらえないでしょうか?」と。 |
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絶対に通らないと思ったことが通ったんですね。 実際に、自転車製作を始める上で、何か目標はあったのですか? |
高橋 |
うちのもともとの企業理念に、 「品質重視、妥協しないで最高のものを作りましょう」 というのがあって、 今、塗装ブースの部署では 新幹線や航空機の塗装設備も手がけています。 そういうところまで、担当させてもらっているんですけれど、 自転車を始める僕らのきっかけとして、 自分が思う最高の自転車をつくりたいっていうこと、 それを妥協せずにとことんやってみたらいいじゃないか、 という話で始まっているんです。 |
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ゼロからつくられたのですね? |
高橋 |
はい。 自転車を作るノウハウが全くなかったものですから、 最初は自転車に関わっている知り合いに 片っ端から電話しました(笑)。 いろいろな試行錯誤を繰り返しながら 2年間ぐらいかけてつくりました。 最初の発売まで、丸2年かかっていますね。 |
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ユーザーさんからの評判はいかがですか? |
高橋 |
いま全国に取扱店が約120店舗あるのですが、 クレームは1台もありません。 うちの自転車は 説明できない部分が1つもないんですよ。 「なんでここはこういう構造になっているんですか?」とか、 「なんでこの部品がついているんですか?」とか、 そういうことに対して 全て説明ができるようになっています。 これは実業団の方だったり、 元プロの方、現役のサイクリストの方など、 本当に多くの周りの人と 一緒になって作っているからだと思います。 |
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アースキャラバン2015に出会い、不思議なつながりを感じました。
キャラバンのコンセプトと共鳴することができたんです。
被曝二世とうかがいしましたが…。 |
高橋 |
僕の親父は 広島の旧制中学の時に被曝をしていて、 僕は被爆2世なんです。 被爆のかけらもないくらい元気なんですけれど(笑) でも原爆の残り火があるっていうのも知らなかった。 アースキャラバン2015の資料を見させていただき、 不思議なつながりを感じて、 それならうちの自転車を使ってもらったらいいかなぁと思って。 面白いのは、たまたまスーザンさんの身長と同じ、 150センチ位の身長に合う自転車をつくっていたので 「じゃあ乗ってみてもらったらいいじゃん」 みたいな話になったんですよね。 |
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アースキャラバンについてどう思われますか? |
高橋 | 自分とたまたま会ったその人と話をして
気が合えば友達になれる。 そのあとで、その人と自分が違う宗教であったりしたら じゃあ友達やめるのか? って言ったら、やめないじゃないですか。 1対1で相手を認めてしまえば、 いがみあうことも何もないし、 悪口を言う事もないし。 それだけの世界でずっとつながっていければ 一番いいわけですよ。 |
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本当にそうなんですよね。 |
高橋 |
僕はこの「アースキャラバン2015」のことを 聞かせてもらった時に、 それとすごい近いものを感じていて、 そこに共鳴したっていうのもあるんですよ。 |
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とても嬉しいです。不思議な巡り会いですね。 |
高橋 |
自転車出してよかったなぁって、思います。 平和でなければいけないっていうのは もうみんなわかっていることなので そういうふうにして 友達付き合いがつながっていけば本当にいいですね。 |
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アースキャラバンへのメッセージをお願いいたします。 |
高橋 |
平和でないといけないと思うんです。 それに向けて何かできることであれば、 一生懸命応援させていただきたいです。 自分たちも参加できたことに 感謝の気持ちでいっぱいです。 |
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スーさんにメッセージをお願いできますか。 |
高橋 |
すごくキュートな方ですね。 このイベントを楽しんでいただきたいですね。 色々な所で多く出会いがあると思います。 その出会いを楽しんで走ってほしいです。 |
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ありがとうございました! |
インタビュアー:後藤光妙