Earth Caravan 2016 動画アルバム
ピースサイクリング 長崎〜京都
2016年4月26日
◆尾道市長表敬訪問
4月26日、午後3時より、尾道市役所において平谷裕宏尾道市長を表敬訪問いたしました。冒頭、平谷市長から、尾道市に本社を構えるアンデックス株式会社の「ミケ凪」でスーザンさんがピースサイクリングをおこなっていることに対して、感謝の言葉をいただきました。アンデックス株式会社樣がピースサイクリングにいち早く協賛してくださった旨をお伝えし、私どもの方こそ感謝しておりますと申し上げました。平谷市長ご自身もサイクリストで、さまざまなレースにも参加されていらっしゃるとのこと。また尾道市は「しまなみ海道」が世界的に注目されていて、サイクリングを楽しむために、国内はもとより海外からもたくさんの方が訪れているということをお聞きしました。そのような環境の中で、自転車で「平和の火」をリレーしていく「ピースサイクリング」は、まさに尾道から世界に平和へのメッセージを発信していくことで、大いに共感していただいたと感じています。この日の夜に妙宣寺樣で開催した「平和の火・ピースキャンドルナイトLIVE」で、平谷市長からの「平和へのメッセージ」を朗読させていただきました。
2016年4月22日
◆広島市長表敬訪問
広島市長表敬訪問-ピースサイクリング到着報告会
4月22日13時30分より、広島市役所にて「広島市長表敬訪問~ピースサイクリング到着報告会~」が行われました。あいにく松井市長は急な出張でお会いできませんでしたが、室田副市長にご対応していただきました。終始和やかな会となりました。
広島市長が会長を務める平和首長会議には、161カ国7000もの都市が加盟。核兵器廃絶に理解を示す国や都市が増えているそうです。アースキャラバンのような草の根の団体が、世界の都市に働きかけ、加盟都市を増やす活動するのは大歓迎とのこと。核兵器廃絶に向け、今後もお互い協力して活動していくことを約束しました。室田副市長、広島平和文化センター、広島市のみなさん、お忙しい中、とても有意義な会をありがとうございました。
◆ 長崎出発式
長崎市長メッセージ(2016年4月14日)
アースキャラバン2016、いよいよスタート! 田上長崎市長から、素敵なメッセージをいただきました。田上長崎市長よりいただいたピースメッセージは、平和の火と被爆樹が日本を横断した後、カナダのトロント市長とパレスチナ自治区のベツレヘム市長にお届けします。
アースキャラバン総実行委員長 遠藤 喨及あいさつ動画(2016年4月14日)
アースキャラバンとは何なのか?ぜひご覧ください!
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アースキャラバン総実行委員長の遠藤喨及です。本日はアースキャラバン・ピースサイクリングの出発式にご参列いただきまして、誠にありがとうございます。 また、田上長崎市長様には、公務ご多忙のところ、御来賓として出席を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。 果たして人類は人種や国境、また宗教の違いを超えて、平和と自由を分かち合い、子どもたちが幸せに生きる世界をつくることができるのか? アースキャラバンは、この問いへの答えを出して、人類が共に新しい世界をつくりあげていくためのインターナショナル・ムーブメントです。 去年は原爆の残り火である平和の火を携えて、ヨーロッパ各地の戦争の傷跡を回り、現地の人々とともに平和を祈りました。その後、中東に歴史上初めて、日本から平和の火を届けることができました。 パレスチナの子どもたちは、長崎や広島のことをよく知っていて、被爆から復興した日本はすごい、と言ってくれています。彼らは過去の日本に現在の自分の状況を重ね合わせて見ているのです。そして、今の自由で平和な日本に、将来の自分たちの姿を重ね合わせ、いつか自分たちの国が占領から解放されて、自由で平和に暮らせる日が来ることを夢見ているのです。 自由と平和を願う気持ちには、人種も国境も宗教の違いもありません。 ここに原爆の残り火である平和の火と、原爆の下で生き延びた被爆樹の苗があります。火は人類の平和への情熱を象徴し、樹は命の自由さを象徴すると思います。 ピースサイクリングは、この二つを携えて国内を横断します。そして人々の心に武器などない平和な世界というメッセージを伝えます。 田上長崎市長様よりいただきますピースメッセージは、平和の火と被爆樹が日本を横断した後、カナダのトロント市長とパレスチナ自治区のベツレヘム市長にお届けします。そして、それぞれ現地で行われるピースコンサートのステージで、翻訳した田上市長様のメッセージを読み上げる予定です。 長崎から世界に、平和を発信する。その最初の一歩が今日のピースサイクリング出発式です。是非とも皆様、二人のピースメッセンジャーであるイギリス人女性のスーザン・エディさんと長崎大の学生である中村圭甫さんの応援をよろしくお願いします。スー、圭甫さん、ありがとう。皆様、アースキャラバンへの応援をよろしくお願い申し上げます。本日はありがとうございました。
スーザン・エディさん あいさつ動画(2016年4月14日)
ピースサイクラー スーザン・エディさんの挨拶です。
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みなさん、市長、今日はありがとうございます。私はスーザン・エディです。イギリス人です。ごめんね、これから英語ですみません。(以下、和訳)
みなさま、こんにちは。アースキャラバンのピースサイクリングを応援してくださって、どうもありがとうございます。
私たちがこのイベントを始めたのは、第二次世界大戦が終わって70年目の昨年のことでした。そのときは、広島から京都を経て、東京までサイクルしました。br>
私は、原爆の被害に遭い、大変な苦しみがあった長崎に来れなかったことが、去年はとても心残りでした。だから、今日ここに来れたことをとてもありがたく、特別なことと思っています。
自転車で日本を横断しているとき、私は原爆によって苦しんだ人々が語るたくさんの悲しい話を聞きました。
ある女の人は、「原子爆弾のために、生まれてこの方、一度もお父さんに会ったことがない」と涙ながらに話してくれました。彼女は私の手を取って、「どうか私のお父さんのためにも走ってください」と言いました。あんな悲惨なことは二度とあってはならない、そういう彼らの願いと祈りを胸に私は走ります。br>
皆様、出発式に来てくださってありがとうございます。皆様の心からの平和で幸せな世界に対する願いと祈りを一人でも多くの世界の人々と分かち合うことができますように。ありがとうございます。
被爆者 小峰 秀孝さん スピーチ動画(2016年4月14日)
小峰さんは、4歳8ヶ月のとき、爆心から1.5kmのところでセミ取りをしているとき、被爆。
全身に大火傷を負い、二度心臓が止まりながらも奇跡的に回復されました。しかし、その後の人生も差別やいじめと戦う壮絶なもの。小峰さんお一人の体験だけでも、核兵器などもってのほかだということが世界の人に知っていただけるのではないでしょうか?
↓こちらに小峰さんの壮絶な体験記があります。
http://www.asahi.com/hibakusha/others/komine/
被爆二世 新海 智佐子さん スピーチ動画(2016年4月14日)
新海さんが通った純心女子学園では、原爆で214名もの生徒が亡くなったそうです。校庭で自分の生徒を荼毘に付さねばならなかったシスターたちの気持ちを考えると、やりきれない思いでいっぱいになります。
↓純心女子学園の悲しくも感動的な歴史は、こちらで読めます。
http://www.n-junshin.ac.jp/junshin_gakuen/content/history/4.html
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私は13歳で被爆した84歳の父を介護している新海智佐子と申します。
現在父は重度認知症で、被爆体験もよくおぼえていません。
そして私は看護師ですが、現在は父の介護に専念しております。
私は、高等教育を女子学徒隊員として214名の生徒を原子爆弾で亡くした純心女子学園で学び、長崎大学病院で看護をまなびました。
爆心地から700メートルで大きな被害をだしながら、懸命な治療がおこなわれた病院です。
たくさんの先輩方の犠牲のあとに学ばせていただきました。
71年前、原子爆弾によって突然命を奪われ、家族を奪われ、後遺症に苦しんだ大勢の方々がいます。
その方々の魂は、未だに核兵器が存在し、平和にならないこの世界をどう思ってらっしゃるでしょうか。世界の人々にもっと核兵器の悲惨さを判っていただきたいと思います。
被爆者の思いを代弁してくださる田上市長には、いつもたいへん感謝しております。
このアースキャラバンが、平和への希望を託した「被爆楠の苗木」を、長崎からピースサイクリングで広島、そして京都まで、そして「平和の火」は東京まで運んでくださることに、大変心から感謝しています。山王神社の被爆楠も、現在命を長らえることが厳しい状況だとききます。樹木が、命をかけて私たちにメッセージを伝えてくれているのだと感じます。
苗木に希望を託して、私の感謝の言葉とさせていただきたいと思います。
サイクリングのご無事を祈ります。ありがとうございました。
I am Chisako Shinkai. I’m taking care of my 84-year-old father who, at the age of 13, was exposed to radiation in the atomic bombing of Nagasaki. Now he suffers from severe dementia and hardly remembers that experience. I am a nurse by profession but at the moment I’m focusing on taking care of my father. I studied at Junshin Girls High School which lost 214 of their students in the bombing that were members of the Student Corps. After graduating from there, I learned nursing at Nagasaki University in which victims of the A-bomb were taken care of with great effort although it was located only 700 meters away from the epicentre. At those two schools where I studied many people had lost their lives.
71 years ago a lot of people unexpectedly lost their lives and the lives of their families. There are still many people who suffer from radiation sickness. I wonder how the souls of those people who lost their lives so suddenly look at this world in which nuclear weapons and different conflicts between nations still exist. I would like people around the world to know the misery and pain nuclear weapons can cause. I deeply appreciate Mayor Taue who speaks on behalf of atomic bomb victims. I am truly thankful to Earth Caravan for organizing this Peace Cycling by way of taking the seedling of a well-known camphor tree that survived the A-bomb to Hiroshima and Kyoto and the Flame of Peace to Tokyo. I hear that the camphor tree in Sanno Shrine which survived the atomic bomb is having a hard time surviving now. I feel as if the tree is making its last effort to try to tell us something. I would like to finish by saying that I place my hope in this seedling. I wish you the best of luck on your cycling journey to Tokyo. Thank you.