アースキャラバンと広島の被爆者、サーロー節子さんが
ローマ法王と共に平和の祈りを捧げる旅
史上初、広島原爆の残り火がバチカンに!
【News お知らせ】
2019.04.11【仏教タイムス】「原爆の残り火」バチカンへ浄土宗僧侶ら教皇に謁見
2019.03.31【カトリック新聞】教皇“原爆の炎”吹き消す 広島出身のサーローさんら一般謁見に参加
2019.03.26【毎日新聞】原爆の火、二度と ローマ法王、被爆者と対面 核廃絶を願い吹き消す
2019.03.21【朝日新聞】法王、原爆の残り火を吹き消す 「争いの火生まぬよう」
2019.03.21【NHK】広島の原爆の残り火 ローマ法王にサーロー節子さんが手渡す
[2019年3月20日] 原爆の残り火をローマ法王に吹き消して頂きました!
戦後70年の節目とともにこの火を平和のシンボルとして携え、世界各地を巡礼してきたアースキャラバン。2019年3月20日、サーロー節子さんと共に、バチカンで世界平和を主導する最重要人物の一人、ローマ法王のもとにも届け、「争いの火を二度と生まないように」という祈りを込めて吹き消して頂きました。
サーロー節子さんが広島で被爆したのは13歳の時。彼女は、原爆によって家族を失いました。今回、長崎の被爆三世の岡田夕咲さんを含む、世界各地の4人の13歳の少女たちが同行します。
広島原爆の残り火は、1945年8月6日以来、絶やされることなく燃え続けています。この火は、核の脅威が無くなったときに、初めて消し去ることができるものです。
私達、アースキャラバンは、バチカンでこの残り火を吹き消すことによって、核のない世界という、未来の先導役を務めることを願っています。
アースキャラバンは2015年以来、長崎から広島、アウシュビッツからバルカン半島、そしてカナダの先住民族の居留区からイスラエル/パレスチナへと、世界各地を巡礼。明るい未来を人々と共に分かち合うべく活動しています。
Pilgrimage for Peace and Justice
広島ー長崎ートロントーナタスクアン
ウィーンースレブレニツァーバチカンーベツレヘム
ウィーンースレブレニツァーバチカンーベツレヘム
”大人が平和を創らないのなら、私たちがやる”
この言葉は平和を願う4人の13歳の女の子たちの熱い想いです。
彼女たちが願い、働きかけているのは、すべての存在が尊重される世界の実現です。
長崎出身の岡田夕咲さん、ベツレヘム出身ジャナ・イブリヒムさん、アメリカ合衆国ダラス出身ヤスミン・アボウザグロさんそしてウィーン出身ミリヤム・シュミッツホファーさん、彼女たち4人の次世代の少女たちは核兵器のない明るい未来を強く願っているのです。異なる地域、異なる宗教のバックグラウンドを持つ4人の少女たちは、広島原爆の被爆者であるサーロー節子さんとともに、広島原爆の残り火をバチカンまで運び、フランシスコ・ローマ法王様とともに平和と正義を共に祈りたいと思っています。
サーロー節子さんは核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)を代表して、2017年ノーベル平和賞を受賞しました。そして同年国連で核兵器廃絶がいかに必要かを訴える演説をしています。
The Earth Caravan アースキャラバン
アースキャラバンはこの地球上の傷ついている地に、平和、癒しそして正義をもたらすことを願い、異なる宗教の人たちと共に巡礼しています。第二次世界大戦から70年後の2015年に始まり、これまで長崎から広島へ、アウシュビッツからボスニア・ヘルツェゴヴィナのスレブレニツァとセルビアへ、そしてカナダ先住民の村から、イスラエル/パレスチナへと旅して来ました。
毎年アースキャラバンは、世界各地で祈り、何千人もの人々を鼓舞し、共に明るい未来を分かち合うべく活動して来ました。 平和は人々が国や宗教の違いを乗り越えてこそ成り立つことですから、キリスト教、仏教、ユダヤ教、イスラム教、そして先住民が共に祈り、共に活動することに意義がある、と信じています。
人と人とが繋がり、絆を深め、共に友情を築き合うことによって、国や宗教の違いを超えることができるのです。 また、互いに気遣い合い、また相手の幸せに対する責任を持ち合う、愛ある共同体の世界を創ることができる、と信じています。
The Peace Flame of Hiroshima 平和の火
「平和の火」とは、1945年8月6日に広島原爆投下後、山本達夫さんによって採火され、故郷の星野村(福岡県八女市)に持ち帰られたものです。星野村で、この火はその後も灯され続け、今も尚、平和を願う象徴として、村の「平和の塔」で燃え続けています。 広島市長はアースキャラバンの日本から北米、ヨーロッパそして中東への巡礼の旅に「平和の火」を携える特別な許可を与えました。
アースキャラバン2020
2020年のアースキャラバンの巡礼の目的は、紛争地域、占領地域、難民などの決して容認できない環境に置かれている子供たちの現状を、世界中の人々に気づいてもらうことです。アースキャラバンの巡礼の旅は、ピースサイクリング、コンサートやお祭りを開催しながら、広島から長崎、トロントやモントリオールから先住民族の村ナタスクアンやミンガン、そしてウィーン、スレブレニツァへ、バチカンのフランシスコ・ローマ法王様の元へと続きます。2020年アースキャラバンは、ホーリーランドトラストと協力し、ベツレヘムで世界中の子どもたちやアーティスト達と一緒に、平和の火を囲みながら、平和の祭典と平和会議を開催する予定です。
日本の映画監督で、電通の社員である鈴木聡氏がこの平和の祭典と平和会議の模様を撮影するドキュメンタリー映画を製作する予定です。テーマは若者が世界の未来に与える影響についてです。
Setsuko Thurlow サーロー節子さん
戦後、アメリカ留学を経てカナダに移住し、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」で、中心的な役割を担って来たのがサーロー節子さんでした。
2017年のオスロにおけるノーベル平和賞の授賞式では、ICANを代表してスピーチを行いました。
ICANのノーベル平和賞の受賞理由は、”核兵器の使用が人間に与える、その致命的な破壊性についての注意を喚起したこと。また、あらゆる核兵器使用の禁止条約を結ぶため、画期的な努力を行った。”というものでした。
サーロー節子さんがこれまで国連で行った多くの講演で、外交官たちは涙を流し、彼らの核兵器廃絶への決意を強めた、と報告されています。
また、ニューヨークに本拠を置く「被爆者の語りHibakushaStoriesプロジェクト」でも、彼女が学校で行った講演によって、何千人もの学生に大きな影響を与えました。
サーロー節子さんによる、平和で公正な世界を実現するための活動は、これまで世界各地で高い評価を受け、2012年には、エリザベス女王2世からダイヤモンド・ジュビリー賞を受けています。
広島市は、2014年にサーロー節子さんを「平和大使」に任命し、アメリカの民間シンクタンク「軍備管理協会(ACA)」(ワシントン)は、サーロー節子さんが、2015年の「軍備管理キーパーソン」に選ばれた、と発表しました。
彼女はその後も、アフマディ・イスラム平和賞(2016年)を受賞するなど、数々の栄誉を受けています。
アースキャラバン代表 遠藤喨及(えんどう・りょうきゅう)
また音楽家としては「アミリタ」など6枚のCDをメジャーレーベルよりリリース。戦略的平和ゲームチャトランガの考案者です。 平和活動家であり、世界中を旅しながらワークショップを行い、地域社会を支援し続けています。世界中の人々と繋がり、未来への展望を改善するプロジェクトを模索し、発展させ続けています。アースキャラバンのテーマ曲である「Share」は彼の作詞作曲です。
13歳の少女たち
岡田夕咲さん(長崎)
Janna Ibrahim ジャナ・イブリヒムさん(ベツレヘム)
Yasmine Abouzaglo ヤスミン・アボウザグロさん(ユダヤ系アメリカ人)
Mirjam Schmitzhofer ミリヤム・シュミッツホファーさん(ウィーン出身)